風と火山と花の楽園──ウインドスターで巡る大西洋の宝石たち<カナリア諸島クルーズ>
- スタッフ
- 10月1日
- 読了時間: 6分
「風に誘われ、島々を巡る──」
大西洋に浮かぶカナリア諸島とマデイラ島。それぞれが異なる表情を持ち、訪れるたびに新しい物語が始まります。
ウインドスター・クルーズで巡るこの航路は、小回りの利く船だからこそ叶う、島々をじっくり味わう贅沢な旅。
火山の鼓動が響く大地、静けさに包まれた街並み、空と花に彩られた庭園、そして口笛が語る文化──五感で感じる寄港地の魅力が、心に深く残ります。
この航路は、他ではなかなか出会えない特別なもの。島々の個性に触れながら、ゆったりとした時間の流れに身を委ねてみませんか。
カナリア諸島を小回りに巡れる航路は、他に滅多になく、大変におすすめ。
それぞれ雰囲気が異なるいくつもの島々をじっくりと楽しむ絶好の機会です。

クルーズ乗船する街、テネリフェ。時間がゆるせば、軽くショッピングを楽しみたい。「アフリカの聖母マーケット」では、地元のチーズ、トロピカルフルーツ、モホソースなどを買い求めるのが定番。ヨーロッパの観光客は、地元の食文化に触れることを楽しみにしており、タパスをつまんだり、市場を散策してみては。パパス・アルガダス(Papas arrugadas)とは、塩水で茹でた小粒のジャガイモ。皮がしわしわになるまで煮詰め、モホソースと一緒に食べるのがカナリア流。
スペインで最も高い山は、なんとこのカナリア諸島にあるのです。テイデ山を擁する世界遺産「テイデ国立公園」は、異世界のような火山地形が広がり、晴天率の高い空のもとで眺める大自然は圧巻です。ドライブが楽しめるのなら、島の多彩な表情に触れられます。カナリア諸島の玄関口でありながら、旅の始まりと終わりにふさわしい、深い余韻を残す寄港地です。

サンタ・クルス・デ・ラ・パルマ──静けさに包まれる街歩き
石畳の通りに木製バルコニーが並ぶ旧市街は、まるで時が止まったかのような美しさ。ヨーロッパの旅人たちは、歴史的建築を眺めながらカフェでバラキート(カナリア風コーヒー)を味わい、地元の市場でチーズやモホソースを買い求めます。海軍博物館やサルバドル教会など文化的スポットも点在し、静かな感動に満ちた街歩きが楽しめます。自然派には渓谷ハイキングもおすすめ。喧騒から離れ、心をほどく自由時間がここにあります。

午後は船に戻って、ウインドスターの静かなデッキで火山ワインを傾けるのもまた一興。旅のリズムを整える一日です。
サンタ・クルス・デ・ラ・パルマでの自由行動では、ヨーロッパの旅行者らも好む「歴史散策」「カフェ文化」「自然体験」「地元グルメ」の4つの楽しみ方が特に人気です。
歴史と街歩き
カレ・オダリー通り(Calle O'Daly)石畳の目抜き通りで、木製バルコニーが美しいコロニアル建築が並びます。ヨーロッパの人々は、歴史的建物を眺めながら、この保養地でまさに「のんびり」散策を楽しみます。
スペイン広場(Plaza de España)とサルバドル教会ルネッサンス様式の建築が残る広場で、写真撮影にぴったり。
海軍博物館(Museo Naval)は、帆船型の建物が特徴で、海洋史に興味のある方に人気です。
カフェとグルメ
バラキート(Barraquito)コンデンスミルク入りのカナリア風コーヒー。カフェでのんびり過ごすのがヨーロッパ流。
地元ワインとパパス・アルガダス塩茹でジャガイモにモホソースを添えた郷土料理。港近くのレストランでも楽しめるでしょう。
ラ・ゴメラ島(サン・セバスティアン)
霧に包まれた照葉樹林「ラウリシルバ」が広がるガラホナイ国立公園は、神秘的な空気に満ちた世界遺産。コロンブスが祈りを捧げたアスンシオン教会や、中世の塔トーレ・デル・コンデなど、歴史の香り漂うスポットも点在。口笛言語「エル・シルボ」が今も残るこの島は、自然と文化が融合する、まさに「知る人ぞ知る」秘境です。


マデイラ島(フンシャル)──空と花に包まれる、天空の楽園
ケーブルカーに乗って、オレンジ色の屋根が連なるフンシャルの街並みを眼下に眺めながら、標高550mのモンテ村へ。そこからさらに植物園へと向かえば、幾何学模様の花壇、色鮮やかな南国の花々、サボテンやストレリチアが咲き誇る夢のような空間が広がります。青い海と空に包まれたこの庭園は、まさに“空中の楽園”。ヨーロッパの人々は、この島で自然と静寂を味わい、心を整える時間を大切にしています。帰路は坂道を歩いて街へ戻るのもまた一興。贅沢な一日が、そっと心に残ります。
マデイラ島は、ポルトガルに属する島です。正式には「マデイラ自治地域(Região Autónoma da Madeira)」と呼ばれ、ポルトガルの一部でありながら自治権を持つ地域です。

マデイラ島の名物料理おすすめ
黒太刀魚のフライ バナナ添え(Filete de espada preto com banana) 揚げた黒太刀魚に焼きバナナとパッションフルーツソースを添えた、マデイラならではの一皿。甘じょっぱい絶妙な組み合わせがクセになります。
ボーロ・デ・カコ(Bolo de caco) サツマイモ入りの丸く平たいパン。ガーリックバターを塗って食べるのが定番。鉄板で焼かれた香ばしさがたまりません。
カサガイ(Lapas) バターとガーリックでグリルした貝料理。レモンを絞って、ワインやビールと一緒に楽しむのがヨーロッパ流。
マデイラワイン 世界三大酒精強化ワインのひとつ。深いコクと香りが特徴で、食前酒にもぴったり。

坂道を滑る、伝統とスリルの
トボガン・ライド
モンテの丘から、白い服と麦わら帽子の“カレイロス”に操られ、籐製のソリで石畳の坂道を滑り降りる──それがマデイラ名物「トボガン・ライド」。19世紀には地元民の交通手段だったこのソリは、今や観光客の心を掴むスリル満点のアトラクション。ケーブルカーでモンテへ登り、植物園で花々に癒された後は、いよいよ滑走開始。約2kmの道のりを、最高時速48kmで駆け抜ける10分間は、笑いと驚きに満ちた非日常のひととき。ヨーロッパの旅人たちは、童心に返って歓声を上げながら、マデイラの伝統と遊び心を全身で味わいます。
混雑や天気でいつでも乗れるとは限らないけど・・・乗る機会があれば、ゴールまでの幸運を祈ります!
ランサローテ島(アレシフェ)
黒い溶岩と白い家々が織りなすランサローテ島は、まるで地球外の惑星。ティマンファヤ国立公園では、火山活動が生んだ荒涼とした景観が広がり、地球の鼓動を感じる体験が待っています。芸術家セサール・マンリケの世界観が息づく美術館や建築も見逃せません。自然とアートが融合する、感性を刺激する寄港地です。

午後は船で過ごす、贅沢な「何もしない」時間
ランサローテの午後、観光を終えたら船に戻って、ウインドスターの静かなデッキで海風に吹かれながらおしゃべりしたり、ジャグジーで体をほぐしたりしてみませんか。バーでワインを片手に、寄港地での思い出を語り合うのも素敵です。時間を楽しむ達人たちは、この保養地で、あえて「何もしない」も作って体を整えるのです。夕暮れの港を眺めながら、次の寄港地に思いを馳せる──そんな贅沢が、ウインドスターにはあります。

グランカナリア島(ラスパルマス)
カナリア諸島最大級の都市ラスパルマスは、歴史と文化が交差する港町。旧市街ベゲタ地区では、サンタ・アナ大聖堂やコロンブスの邸宅「カサ・デ・コロン」が旅人を迎えます。ショッピングや街歩きも楽しく、都会的な洗練と南国の陽気さが共存する魅力的な寄港地。旅の中盤にふさわしい、刺激と発見に満ちた一日です。

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