ラテンアメリカとパナマ運河──小型船で巡る『心躍る中米の旅』
- 社内スタッフによる記事
- 7月25日
- 読了時間: 4分
冬の寒さを抜け出し、ラテンのリズムが響く中米の海へ──ウインドスタークルーズの小型船で巡るラテンアメリカとパナマ運河クルーズは、日常を忘れさせてくれる特別な体験です。歴史と自然が織りなすこの地域には、世界遺産の街並み、熱帯雨林、色彩豊かなビーチ、そして驚異のパナマ運河が待っています。

コスタリカとパナマ運河を体感する
コスタリカとパナマを結ぶ旅は、熱帯の命の息吹に満ちた時間への誘いです。多様な動植物が息づく熱帯雨林では、ナチュラリストの案内のもと、マヌエル・アントニオ国立公園やゴルフォ・ドゥルセの生態系に触れ、生命の織りなすドラマを目の当たりにします。ウインドスタークルーズの小型船だからこそ可能な、人の足が届かぬ静かなビーチや密林へのゾディアック上陸は、まるで冒険者の一篇を体験するよう。旅のハイライト、日中のパナマ運河通過では、屋外デッキやラウンジから壮麗な水門の動きを眺め、現地ガイドによる歴史と仕組みの解説が旅情に深みを添えてくれます。
ナチュラリストとともに自然を学ぶ

「Costa Rica & Panama Canal」などの航路では、ナチュラリスト(自然解説員)が乗船し、コスタリカの熱帯雨林や海洋生物についての解説を行います。ナマケモノやサル、ウミガメなどの野生動物に出会える寄港地では、ガイド付きツアーや船上レクチャーが好評。自然と人類の偉業を両面から学べる貴重な体験となります。
パナマ運河建設に貢献した日本人──青山士(あおやま あきら)

パナマ運河の建設には、日本人技術者の〈青山士〉(1878年 9月23日 - 1963年 3月21日)が関わっていました。東京帝国大学工科大学を卒業後、アメリカ政府のパナマ運河工事委員会に採用され、測量技師から設計技師へと昇進。特にガツゥン閘門(水門)の設計に貢献したとされています。彼は当時唯一の日本人技術者として、過酷な環境下で高い評価を得ました。
帰国後は内務省で河川改修事業などに従事し、日本の土木技術発展にも大きく貢献。戦時中には日本海軍からパナマ運河の破壊方法を尋ねられた際、「造ることは知っているが、壊し方は知らない」と断ったという逸話も残っています。
船の観察が楽しい!海の交差点で世界を感じる
パナマ運河は、太平洋と大西洋を結ぶ重要な海のルート。通航中にさまざまな船とすれ違う可能性があります。コンテナ船、LNGタンカー、貨物船、浚渫船、そして他の客船──。今まで知らなかったような形や役割の船を間近で見ると色々と興味が沸き、飽きることがありません。
この運河を通じて、世界中の物資やエネルギーが行き交っていることを目の当たりにすると、普段当たり前のように手元に届く製品や食料が、実は遠く離れた国々から船で運ばれてきていることに気づかされます。クルーズを通して、世界の物流の仕組みや海上交通のダイナミズムを肌で感じることができるのです。

スター・コレクターで深く旅する
パナマ運河を通航した後、船旅をもう少し続けてみませんか?Windstarの「Star Collector」は、13〜55泊の長期クルーズで、ラテンアメリカの奥深い魅力をさらに探求できます。
たとえばコロンからセントマーチンまで19泊で巡る壮大な航路。カリブ海を横断しながら、世界遺産、国立公園、そしてマヤ文明の遺跡などを訪ねることができます。
古代の神殿や石碑に触れながら、異文化の不思議に浸る時間は、パナマ運河の壮大な体験の延長線上にある「知的な冒険」です。船旅だからこそ、移動そのものが学びと発見に満ちた時間となり、旅の余韻を深く味わうことができます。



2026年2月2日出港
プエルトカルデラ~コロン 7泊クルーズ
船名:スタープライド
コスタリカとパナマの自然と文化を満喫する7日間の旅。ナチュラリストの解説付きで熱帯雨林や野生動物を観察し、ゾディアックで秘境へ上陸。昼間のパナマ運河通過も圧巻の体験です。
2026年2月9日出港
コロン~セントマーチン 19泊クルーズ
船名:ウインドサーフ(帆船)
カリブ海とラテンアメリカの文化を巡る19日間の旅。パナマ運河から始まり、サンアンドレス島で海亀と泳ぎ、マヤ遺跡やジャングル探検、ジャマイカの滝やブルーラグーンも満喫。セントマーチンで下船します。

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